昨日のムネオ日記で10日開かれた衆・参両院での文部科学、内閣合同委員会による参考人質疑のことに触れ、前川喜平前文部科学事務次官の発言が大きく取り上げられ、他の参考人、特に獣医学部誘致に向け要望、要請してきた加戸守行元愛媛県知事の発言が取り上げられていないと書いたが、今日の産経新聞2面に「加戸氏発言、報じぬ朝毎閉会中審査『行政が正された』」との見出し記事がある。
 前川前次官は「行政がゆがめられた」と言ったのに対し、加戸氏は国家戦略特区として獣医学部設置が認められたことに関し「岩盤規制にドリルで穴を開けていただいた。ゆがめられた行政が正された」と述べている。
 両者の話を平等に扱うのが公平・公正ではないか。一方に肩を持つような表現と受け止められることは避けるべきである。読者の皆様はいかがお考えだろうか。
 昨夕、ドイツハンブルクで開かれたG20(20カ国地域首脳会議)や欧州歴訪から帰国した安倍総理は今日、大分・福岡の豪雨被災地を廻り、避難している皆さんを激励している。
間髪入れずのこうした動き、行動は必ずや国民の理解を得ることだろう。地に足の着いた積み重ねが後々に活きてくる。
 今回豪雨で多くの人が犠牲になり、未だ行方不明の人もいる。あれから一週間過ぎたが、私は8日、読売新聞夕刊13面に「妊婦子供抱いたまま九州豪雨がれきの中『助けて』という見出し記事が忘れられない。出産の為、実家に帰っていての被災である。
 長男を抱きかかえ、産まれてくるお腹の子をどんな思いで過ごしていたかと考えると胸が痛む。心からのご冥福をお祈りしてやまない。
このような悲しい出来事を思いながら、国民の代表である国会議員の10日の質疑を見ていると何ともやるせない気持ちになった。
 閉会中審議よりも救援、復興だという声が聞きたかった。「口では『お見舞い申し上げます』と言いながら、野党の皆さんから心底、心を込めて言っているのかと疑問に感じた」という声があったことをお知らせしたい。