通常国会が終了した。国会の前半に平成29年度予算は順調に成立したことは何よりであった。
 国民生活を守る最大の裏付けは予算であり、速やかに執行されることが一番である。
 後半国会で森友学園問題、加計学園と野党は時には警察官・検察官よろしく質問する場面が多々あった。
 十分な調査もせず、最初から思い込んでの質問である。こうした悪しきやり方では国民の理解は得られない。
 昨日の参院予算委員会の集中審議でも頭から「総理の意向」「官邸の最高レベルが言っている」と働きがけがあったという頭作りで質問しているが、安倍総理は一切関わっていないと一貫して国家答弁している。
にもかかわらず同じことを何回も壊れたテープレコーダーよろしく問う姿勢に国会中継を聞いていて呆れるばかりであった。
 もう少し生産性のある、実りのある質疑を次の国会でしてほしいと期待するものだ。
 読者の皆さんはこの通常国会、どんな受け止めだっただろうか。
 昨夕から札幌に入り、各種会合に出席。今朝は千歳からの一便で飛び、釧路で弔問、中標津で告別式。
 13時から阿寒湖畔で第一回イランカラㇷ゚テ音楽祭に出席。
「イランカラㇷ゚テ」とはアイヌ語で「こんにちは」「ようこそ」という意味だそうだが、さらに「君に会えて良かった」という奥深い意味もあるとのことだ。
 北海道では「イランカラㇷ゚テ」を合言葉におもてなしの心を進める運動をしている。
 阿寒湖畔のNPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構 大西雅之理事長はじめ、関係者のご尽力に心から敬意を表するものである。
 21世紀は環境の世紀といわれて久しいが、自然を敬い、自然と共生してきたアイヌ民族である。
 「大地に学び、大地に還る」、新党大地の理念はアイヌ民族の歴史を尊重してのことである。