昨日16時から5月東京大地塾。今月のテーマは「北方領土と国際情勢」で私から5月19日から22日まで今年の第一回目のビザなし交流で国後島を訪問し、その報告をする。
行政府幹部とのやり取り、現島民との意見交換で北方四島での「共同経済活動」について行政府も島民も大きな関心を持っており、早く進めてほしいという声だったことを話す。
 その後、佐藤優さんから北朝鮮情勢、アメリカ、ロシアの動き等、いつも通り鋭く、かつ我々の頭作りとは違った角度からの様々な話を聞くことが出来た。
 いつも感じることだが、インテリジェンスのプロとしての経験をしてきた佐藤さんは今でも超の付く情報のプロ中のプロである。
 25日の衆院憲法審査会で河野統合幕僚長の憲法についての発言について議論があったと報じられている。
 読売新聞4面の囲み記事に次のような記事がある。

 民進党の辻元清美氏は、自衛隊員は「政治の方向に影響を与える意図で特定の政策を主張する」ことが禁じられていることに触れ、「憲法改正に賛成するととられる発言だ。自衛隊法違反ではないかとの指摘を重く受け止めてほしい」と批判した。共産党の大平喜信氏は公務員らの憲法尊重擁護の義務を定めた憲法99条に違反するとして、河野氏の罷免を訴えた。
 一方、自民党の中谷元・前防衛相は「自衛官も国民で、言論の自由がある。憲法について意見を述べることは当然許されるべきものだ」と強調した。

 河野統合幕僚長は「憲法は非常に高度な政治問題なので統幕長の立場で申し上げるのは適当ではないと考えている。ただし一自衛官として申し上げるならば自衛隊の根拠規定が憲法に明記されることになれば非常に有難い」と述べている。
 この配慮された発言に何が問題なのか。民進・共産党の議員は言いがかりを付けているようなものである。
 正しい受け止め、認識をしてほしいものである。