昨日は予定通り、13時30分古釜布に到着。入域手続き後、国後島に上陸。
 16時、行政府を表敬し、ブタコフ南クリル地区長代行から歓迎の挨拶をうける。
 挨拶の中で「今回の訪問団の中には日本の著名な政治家、鈴木宗男先生も入っておられる」と温かいお言葉を頂いた。
 意見交換の中で、私から「日露首脳会談で決まった北方四島における共同経済活動について、何を期待するか」と尋ねると、ブタコフ南クリル地区長代行は、「行政府も多くの住民も住宅建設、道路、ホテル、観光、農業において日本の進出を希望する」との事だった。
 「水産は」と尋ねると「もちろん」との事で、「医療については」と聞くと「医者同士の交流や協力をしたい」との事だった。
 国後島における共同経済活動で、何を優先するかが伝わってきた次第である。
 とても良い天気に恵まれて、波も穏やかで、大変助かった。