北朝鮮は14日早朝、ミサイルを発射し今日になって成功したと発表している。
 中国北京では習近平国家主席が情熱を燃やす経済圏構想「一帯一路」の開幕初日であった。中国にとって面子がないことだろう。
 韓国の文新大統領も「親北」を表明しており、関係改善に意欲を燃やしていた矢先の今回の出来事であり戸惑っているのではないか。
中国も韓国も「余計なことをして」との思いであろう。ここはロシア、アメリカ、日本、関係国が緊密に連携して行くことが必要である。
 今日で沖縄が本土復帰し、45年である。戦後27年の米国統治からの復帰であった。
 時の佐藤首相は「沖縄の返還なくして日本の戦後は終わらない」と言ったが、何故、北方領土返還に触れてくれなかったのかと当時中川一郎先生の秘書をしながら何か違和感を覚えたことを想い出す。
 沖縄には今尚駐留米軍の70%が集中している。地政学上、戦略的にも沖縄の重要な位置づけであるが、沖縄の皆さんには大きな負担である。
 米軍基地の整理縮小統合を進め返還も随時行われているが、沖縄の皆さんにとっては納得のいかないことだろう。
 平成7年2月、当時の村山首相とクリントン米大統領が約束した沖縄県道104号線越え米海兵隊の実射訓練本土移転を村山首相の地元日出生台演習場でも受け入れず、どこも手を挙げないものだから平成8年橋本首相になり、私は意を決して私の地元根室管内別海町を中心とする矢臼別演習場に受け入れることを地元の皆さんの理解も得て無事決定することが出来た。あの時は落選覚悟の決断であった。
しかし私は、政治家として国益の観点から自分のことより国家国民の為という思いと、沖縄のお陰で平和の配当を受けている以上、沖縄の皆さんの痛みを少しでも和らげる仲間意識を持って沖縄にだけ負担させるのではなく、我々も出来ることはやってやろうという気持ちで取り組んだものだった。
 これからも沖縄の皆さんの思い、心をしっかり受け止めて戴きたいものである。