ゴールデンウィークも終わり、喧騒(けんそう)の日々が戻ってきた。政治家は人様の休みの時、何かと日程が入るものである。年末年始の休みやゴールデンウィーク、お盆休みは全く縁がなかったといってよい。
 しかし最近、休みを取り、しっかり英気を養って仕事に活かす風潮である。時代の変化を感じながら、NHKテレビ衆議院の予算委員会を見た。
 民進党は相も変わらず「森友学園」を取り上げているが、何か新しい事実、それを裏付ける具体的な事案が出ての質問ならよいが、代わり映えしない古いテープレコーダーを聞くようなものである。
 安倍総理が「印象操作」というが、その通りである。反論したら「答えていない」と身勝手な話をし、自分たちのことは全く反省していない。
噛み合わない議論を聞きながら野党は国会質疑で国民の理解、支持を受けるべきなのにあえて自らチャンスを逃していると受け止めたものである。
世界が注目したフランス大統領選挙は新EU路線のマクロン候補が極右国民戦線のルペン候補を大差で破り勝利した。フランス国民はバランスを考えての判断をしたのだろう。
39歳の大統領がどんな発信をしていくのか楽しみにしたい。