安倍首相が、民間団体の会合に送ったビデオメッセージで「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と述べ、具体的改正として9条に触れ、現行の一項、二項を残し、自衛隊の存在を明記する考えを示している。
 戦争の放棄をそのまま残し、組織として認められていない自衛隊を、国家国民を守り平和に資する組織として規定するのは、時代にあった当たり前の考えである。
 2012年に自民党がまとめた改憲草案では「国防軍」をつくる内容になっているが、「自衛隊」は、今や国民の理解と支持を得ている。
PKO(平和維持活動)にしろ、各種災害において国内外での緊急援助、支援等で高い評価と実績を残している。
 命がけで国民の生命、財産を守り、世界に貢献している自衛隊に対して、正しい位置づけ、正当な身分を与える事に、異論を挟む余地はないであろう。
 昨日も触れたが、時代にあった現実的な憲法にすべく、国会議論を進めて頂きたい。
 国民から選ばれた国会議員が、国民目線で時代にあった憲法を一日も早く制定すべく、全力を尽くして頂きたいと願ってやまない。