昨日も朝から精力的に日程をこなす。ロシア文化省高官と会い、日露文化年の出し物などについてお話を聞く。日本も何がアピールできるのかしっかり考えていかなくてはならない。

 お昼は旧知のパノフ元大使と昼食を取りながら日露関係について様々な声、考えを伺う。

 経済界の重鎮や、モスクワ市議会議長で44歳の若きテクノクラート、ロシア外務省のOB、現役の方々とも面会し、意見交換する。

 それぞれ日露関係の良好な現状を評価しながら、更なる信頼関係前進を望む声であった。勿論、私も同感である。今月27・28日の首脳会談が楽しみだ。

 11日、ロシア外務省のモルグロフ次官と夕食を共にしながらシリア情勢、北朝鮮についてお話を伺ったことがNHK・民放テレビ・新聞各紙の夕刊に出ておりFAXが送られてくる。

 1万キロ離れたモスクワでもリアルタイムで情報共有できることは携帯電話のなかった頃や通信事情が十分でなかった時を想い出し、隔世の感である。

 モスクワで改めて科学技術の進歩を教えられたものである。