昨日の昼・夕・夜のテレビ、今朝の新聞でも鈴木貴子代議士が自民党農林部会に出席したことが話題になっている。

 自民党が手続きを踏んで政務調査会の会合に無所属議員の出席を認めたにも関わらず、一部議員が反発したことにより、それがさもさもの様に取り上げられメディアの材料になった。

 報道を見ながら鈴木貴子代議士の他にも無所属議員はいるのにどういうわけか鈴木貴子代議士だけが取り上げられている。メディアに取り扱われ存在感を示せるのは有難いことである。

 私の師匠である中川一郎先生は「鈴木、政治家で一番情けないのは名前を知られていないことだ。悪名は無名に勝るだ」といつも言っていた。

 だから中川一郎先生は週刊誌等に事実でないこと、デタラメなことが載っていても気にしなかった。そしてすぐ法的手続きをして、逆に話題を取ったものである。

 1月26日のムネオ日記にも書いたが、正しい事実関係も知らずに躍っているとしたなら笑止千万である。

 他の無所属議員が自民党とどういうことになっているかは知らないが、自民党と新党大地とは昨年2月23日に、党本部の選挙対策委員長・北海道支部連合会会長・当事者である伊東良孝・鈴木貴子両代議士が一同に会し、勿論私も立ち合い円満に文書を持って約束が出来ている。

 民主主義はいつも言うことだが手続きであり、次に中身である。手続きも取られ、中身も当事者が納得している。こうした事実を踏まえて発言してほしいものだ。

 これに関して日本経済新聞4面記者手帳が面白い。全文紹介したい。

 

自民党の部会に無所属議員はどこまで参加できるのか。党執行部が昨年12月、無所属議員のオブザーバー参加を決め、小泉進次郎農林部会長が反発した問題がいまだに収束しない。小泉氏は2日午前、党農林合同会議で「オブザーバーは採決権なし。原則発言権もなし」との文書を読み上げた。「茂木敏充政調会長から一任を受けた。全部会で適用する」とも強調した。

 ところがその日の午後。茂木氏は記者会見で「国会が始まってから、どなたからも相談を受けたことはない」と反論。小泉氏が読み上げた文書に茂木氏の署名などもなかった。

 小泉氏は先月、二階俊博幹事長にも是正を求めたが、明確な回答はなかった。「こんな重大事がなし崩しに決まると党が壊れていく」。小泉氏はこう訴えてきたが、2日の文書もどう決まったか不明確。「公式文書」も定まらないなら確かに党は壊れていくかもしれない。

 

 「党が壊れる」よりも「頭が壊れては困る」と深刻な声で何件か連絡を戴いた。

 国民はよく見ているものだと受け止めながら、私も発言、言葉により責任を持たなければと受け止めた次第である。