大相撲初場所、稀勢の里が初優勝となった。14日目で横綱白鵬が敗れ、稀勢の里が勝った為で、千秋楽待たずの決定である。
全国紙も1面で稀勢の里の快挙を扱っている。新入幕から73場所かかっての初優勝は史上2番目に遅い記録との事である。優勝によって横綱昇進が確実となった。
モンゴル出身力士が最高位を占め続けてきたが、やっと国技大相撲の頂点に日本人力士が誕生するのは何とも言えぬ思いである。
稀勢の里が支度部屋で優勝が決まったことを知ると、目に涙を浮かべそっとタオルで拭く写真が印象的である。
15歳で角界に入り苦節15年天下の日下開山(ひのしたかいさん)になる事に誰よりも本人が感慨無量であろう。
「努力は裏切らない」とよく言われるが、稀勢の里にも当てはまるのではないか。
国技大相撲発展の為、一層の努力精進を願うものである。
昨日は、16時から今年最初の北海道大地塾を行う。昨年、12月24日の大地塾に雪の為飛行機が大幅に遅れ、出席できなかったので12月15日、16日に行われた日露首脳会談について話をした。
北方四島での共同経済活を行う事での合意、元島民の北方四島への自由往来は安倍首相の「技あり」で平和条約締結に向けて大きな一歩を印した首脳会談であった。
現在ロシアが実効支配している北方四島でお互いの立場を害さない主権にさわらず特別な枠組みを作り、漁業、ふ化場、加工工場、観光、医療、環境、先住民族であるアイヌ文化等について専門家を派遣し、何が出来るか早急に検討すべきである。
元島民の自由往来については現在船のみでのアクセスしかないが、81.3歳と高齢化が進み、負担軽減を図る上でも、更に時間的節約、効率化の為にも飛行機を使うべきだと説明した。
又、第2次安倍政権スタート以降、施政方針演説でロシアに関して平成25年は180字、26年は136字、27年は177字、28年は142字だったが、今年は326字と格段とロシア関係に時間をとっていることを見ても安倍首相の決意と覚悟が感じられると話すと出席者も納得した様子だった。
今年も日露関係は重要な外交テーマであると締めくくった。
お世話になっている方の告別式で羅臼町に来たが、今朝は国後島が綺麗に見え、改めて北方領土問題解決を願ったものである。
1月21日(土)開催 大地塾1月例会
今朝の国後島