平和の祭典オリンピックがブラジルリオデジャネイロで続いており、勝者、敗者、それぞれの表情に一喜一憂があり、感動を与えてもらっている。
 その4年に一度の平和の大イベントが行われている一方で、中東シリア・アレッポからの報道に胸の痛む思いである。
 空爆により破壊した建物から助け出された子供が呆然とした表情で椅子に座り、手で額を触り流れる血をぬぐっている。何とも言えぬ映像である。
 昨年9月、シリア人難民としてトルコに漂着した男の子の遺体写真が世界中に大きな衝撃を与え、難民問題に対する関心を高めさせたが、幸いにして今回この子供は生きている。命は尊く重いものである。
この子供のしぐさを、表情を見て世界中の人が同情し、涙し、内戦終結を願っていることだろう。
 この写真をアサド政権、反政府軍ともに重く受け止め、シリア内戦が一日も早く収束することを願ってやまない。
 リオデジャネイロオリンピック男子400メートルリレー、日本は銀メダルである。
 ボルト選手のいるジャマイカの実力は圧倒的で、続いてアメリカ、そしてカナダ、中国と、日本は4番手5番手と見られていたが、4人の見事なバトンタッチ、走力の弱さをチームワーク、技術でカバーして結果を出した。
 勝負の世界、さまざまな要素が絡んでくる。何よりも諦めない事の重要さを教えられた。