今年のお盆休みは、帰省、お墓参り、リオデジャネイロオリンピックテレビ観戦、甲子園の高校野球と何かと忙しい日々を送っている人が多い事だろう。
 明日は終戦記念日である。平和の尊さ、有難さをお互いしっかり胸に刻みたいものである。
 オリンピック柔道で、エジプトの選手がイスラエルの選手と戦い、終了後、イスラエルの選手が握手をすべく手を出したが、エジプトの選手は後ずさりして手を出さなかった。
 この光景をテレビで見ながら、平和の祭典であるオリンピックをどう考えているのかと、ふと思った。
 報道から「エジプトではイスラエルの選手と戦うな」という団体の声もあったと知らされる。個人が判断できないプレッシャーがかけられていたのかと思うとき、単にフェアプレー精神に反すると言って片付けられる話ではない。
 いつの時代でも政治状況はスポーツに影響する。オリンピックも例外ではないのである。
 政治の究極の目的は世界平和である。選手の動きを見ながらも、あらためて政治の果たす役割の大きさを考えたものである。
 新聞の「首相動静」を見ながら、昨日の安倍首相の一日に教えられる事大きかった。
 後援者の弔問を何カ所もし、関係者のお見舞いもしている。首相というトップの座にありながらも後援者に対しての感謝、敬意を忘れていない姿が伝わってくる。
 私もこの時期、初盆参り、お見舞いを33年間、欠かさないでやってきているので、安倍首相の気持ちがよくわかる。
 若い政治家には、ぜひともこの安倍首相の姿勢を見習ってほしい。政治家にとって一番大事なのは人間関係である。それが太いか細いかで長続き出来るか大成するか決まるのだ。
 小選挙区制になり、なんとなく人間関係が薄くなってきており、簡単に辞めていく政治家が多くなったと感じる時、安倍首相の昨日の一日を若い政治家が参考にすべきでないか。