参院自民党役員人事で議員会長はじめ、幹事長、国会対策委員長が固まったと報道されている。
 19日、森元総理とゆっくり話す機会があり、ここ10年来の参議院の人事についての経緯や、また、人間関係等詳細に聞かされていたので当然の流れと受け止めるものである。
 一つ言えることは巡り合わせで予期しない、間違ってなれる、いや対人関係の妙でポストが回ってくるという計算外の原則があることだ。
 普段の発言、行動でチェックされ、キャリア的にもしかるべきポストに就いて当たり前の人物が外れるのはやはり人間関係、信頼関係が影響する。
 政治家は日頃の積み重ねが一番であることを自民党の当選回数の若い政治家は頭に入れるべきである。
 今、その訓練、指導が行き届いていないのではと感じてやまない。
 スポーツ仲裁判断所(CAS)はドーピング違反問題で、リオデジャネイロオリンピックでロシア陸上チームを除外するとの国際陸連の決定を認める判定を昨夜発表している。反ドーピングは当たり前で薬物の使用はあってはならない。
同時に全くドーピングと関係ないスポーツマンを一山なんぼで処理するのは乱暴なやり方ではないか。個人の主張をきちんと聞いて、その上で公平・公正に判断すべきことと思うのだが。何となく一つの方向性、イメージが作られ、その流れになってきている。
 2週間後は開会式である。この時期に出場できるかどうかの話をすること自体アンフェアではないか。
スポーツに政治を持ち込まないでほしいと言う選手の声、思いを尊重したいものである。
 IOC(国際オリンピック委員会)は24日に緊急理事会を開くそうだが、真に世界の平和の祭典になるよう、最善を尽くすべきである。
 IOCが世界から納得のもらえる判断を是非ともして戴きたいと願ってやまない。