都知事選挙序盤の世論調査が新聞に出ている。
 なんと小池百合子候補が先行し、鳥越俊太郎、増田寛也両候補が追いかける様相とのことである。
 大きな組織、団体からの応援がなく、女性1人での戦いをしている小池氏に同情が働いているのか。
 政策の説明もなく街頭演説も1日1か所しかしないと言われる鳥越候補がそれなりの戦をしているのは野党4党推薦のお陰か。
 自民党・公明党が推す増田氏が今一つ浮上しないのは本人のアピール性の乏しさ、リーダーとしての迫力不足か。有力3候補にはそれぞれ一長一短があるように見える。
残り13日間、どの候補がどの様に都民に訴えるかまだまだ時間はある。それぞれの陣営の知恵比べと本人の胆力が勝敗を分けることだろう。
 それにしても都知事として相応しい人が出ていない選挙をしなければならなくなったこの状況を作った舛添前都知事の責任は重い。
「政治家である前に一人の人間たれ」が私の考えだが、人としての優しさ、思いやり、慈しみ、愛情を持ち合わせていない政治家が多すぎることに唖然とする。
 「言葉は力なりき」と言うが、骨太の議論を残り13日間してほしいものだ。