参議院選挙から2日経ち、選挙の余韻も薄らぎ、メディアは自民党役員人事、内閣改造、民進党の代表選について目を向けている。また、東京都知事選挙を取り上げている。政治の話題は尽きないものである。
 東京都知事選挙で様々な人が手を挙げ、辞退した人もいる。「野党統一候補」なら出るとか、最初から自己保身、保険を掛けている人がいる。
 本来、政治家と言うのは「俺がやる。俺が東京をこうする」という信念、気概を持って出るのが筋ではないか。
 よく「後出しジャンケン」という言葉が選挙で使われるが、それは戦略、戦術を持って考えに考えた上での行為であってほしい。
 東京都知事はじめ行政の長は直接選挙によって選ばれる。「俺が都知事になってこんな世界に冠たる東京都にする」といった気宇壮大なビジョンを持った人になってもらいたいものだとつくづく思うものである。
 参議院北海道選挙区で8441票、柿木克弘氏は足りなかったが、当選した長谷川氏は648269票でゆうゆう第1位であった。
 2位の民進党候補に約9万票差を付けている。1万票、柿木さんに回っていれば自民党は2議席獲得出来、単独過半数になったのにと考えるとやはり悔いの残る選挙であった。私より自民党の方が悔やんでいることだろう。
選挙と言うのは難しいものである。