イギリスがEUからの離脱か残留かで国民投票を行い、離脱派が勝利したが、そのリーダーで次期首相候補に名乗りをあげるのではと言われていた、前ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏は、不出馬を表明している。
 英国保守党内でも、綱引き、駆け引きが行われている。古今東西問わず政治の舞台は色々あるものだ。
 朝日新聞1面トップに「年金運用損5兆円超」と出ている。この見出しだけを見るとびっくりするが、今迄いくら積み上がっているか、それを引いた上で数字を出すのが公平ではないか。
 2001年の自主運用開始から昨年末迄に50兆円以上積み上がっている。安倍政権になってからの3年間で約38兆円の運用益が出たと説明を受けている。
 民進党の岡田代表が「損失隠し」と街頭演説で述べているが、冷静に足し算引き算をすれば判ることで居丈高(いたけだか)に「損失隠し」という言い方は問題である。おおざっぱに計算しても、まだ30兆円は残っている計算なので、国民は何も心配する話ではない。
 興味本位で国民を心配させる、惑わせる言い方は慎んだ方が良いと思う。一方的な思い込みで、国民に不安感をあおる演説はあってはならない。
 野党民進党の揚げ足取り、重箱の隅をつつく様な話にはもう飽き飽きしている人が多いと指摘したい。
 三重県選挙区で、岡田代表は民進党候補が負けたら「代表選には出ない」と発言しただけでも「なんと狭い考えで判断するのか。参議院選挙は、三重県だけでなく日本の選挙だ」と私のもとにたくさんの声が寄せられたことを紹介しておきたい。
 新党大地が推薦する自民党党柿木(かきき)克弘(かつひろ)候補は、帯広、十勝を廻り、釧路に入った。鈴木貴子代議士からの報告によると、私の生まれ故郷足寄はじめ、各地で温かい声援を受けたとの事である。
 いよいよ今日から後半戦、この9日間がポイントである。
 明日、安倍総理が釧路、札幌に入り柿木(かきき)候補の応援をする。3日には茂木選対委員長、4日には稲田政調会長、7日には中谷防衛大臣が柿木(かきき)候補の応援に入る。柿木候補自身、気合が入ってきた。
 攻めて攻めて攻めまくって欲しいものである。
 朝6時半から、札幌手稲倫理法人会・モーニングセミナーで「鈴木宗男の生き様」というテーマで講師を務める。全国各地の倫理法人会の皆さんは熱心である。こうした人の力で日本があると、つくづく感じるものである。


【手稲倫理法人会】