沖縄で65000人もの人が集まり、元米海兵隊員の軍属が起こした女性暴行殺害事件に抗議する集会が開かれている。そして海兵隊の撤退や日米地位協定の抜本改定を求める決議もなされた。
 「怒りは限界を超えた」という紙を掲げる参加者の姿をテレビで見ながら、駐留米軍が沖縄でたびたび起こす事件で圧倒的に多いのは海兵隊である。新兵教育がどうなっているのか。沖縄でその任に着く場合の心構え等、しっかり指導しているのか。アメリカの構造的問題があるのではと憤り、いや、何とも言えぬ強い怒りを感じるものである。
 翁長雄志沖縄知事は日米安保の必要性も日米関係の重要性も良く判っていると私は受け止めている。
 その翁長知事が1995年の米兵少女暴行事件を例に二度とこのような事件を繰り返さないと誓いながら再び起きたことに極めて強い不退転の決意での米海兵隊の撤退、日米地位協定の抜本的見直し、新辺野古基地建設の阻止を訴えた。
わずか0.6%の面積の沖縄に駐留米軍の74%が沖縄に集中しているのは異常である。沖縄に対する差別と言っても良いだろう。
 沖縄だけの問題にするのではなく、日本全体で考えるべき時に来ていると私は思う。
 日米同盟と言いながら悲惨な事件でいつも犠牲になるのは婦女子である。この悲しい連鎖をなくすためには与党も野党もない。日本全体の問題として取り組むべきでないか。国民から選ばれた国会議員は行動を起こしてほしいと願ってやまない。
 参議院選挙応援のため谷垣自民党幹事長が北海道に入り、千歳市・岩見沢市・札幌市で街頭演説を行う。鈴木貴子代議士、私も同行する。
 北海道選挙区は1議席増になったので自民党2議席獲得のため党本部も力が入っている。雨の中、沢山の熱心な人が足を運んで下さり、有り難い限りだった。 
 18時から札幌市で参議院北海道選挙区柿木克弘候補の総決起大会。ここにも谷垣幹事長が駆け付け盛り上がる。私も鈴木貴子代議士も心からお願い訴えをする。
 いよいよの感を持ちながらタイミングの良い決起大会だった。

参議院北海道選挙区かきき克弘総決起大会