接戦となり開票に時間がかかっていたペルーの大統領選挙は、クチンスキー元首相が約4万票の差でケイコ・フジモリ氏に勝利した。77歳の大統領誕生である。
 フジモリ氏は敗北宣言をし「国民が示した結果を尊重する」と言っている。潔い態度であり、舛添都知事とは大きな違いだ。
 私はケイコ・フジモリ氏の当選を願っていた。初の日系の大統領であったフジモリ氏の娘であり、特にあのペルー日本大使館人質事件の時、フジモリ大統領自ら先頭に立って日本人救出にあたり、日本人には一人の犠牲者もなかった。
残念ながらペルーのヒメネス大佐、バレル少佐が命を落とした。私はこの2人の犠牲者に感謝の意を表するため外務省と相談して日本に招き、奨学金を渡した。これを機会に私はペルーを応援した。こうしたことに対してフジモリ大統領は私に勲章を贈ってくれた。在京ペルー大使館での授与式を想い出すものである。
 また、フジモリ大統領が日本に滞在した時、一時期私が身元引受人になってお世話したものである。こうした縁からケイコ・フジモリ氏の必勝を期待していた。
残念な結果になったが、ケイコ・フジモリ氏はまだ41歳である。ひとたび敗れ、再び敗れたが、3度目の正直があると確信している。必ずや天が味方してくれる時がある。それまでしっかり充電して将来につなげてほしいものである。
 帯広市で挨拶回り、結婚式に出て、18時から網走管内美幌町で美幌ブロック(美幌町・大空町・津別町)鈴木宗男後援会会合。参議院北海道選挙区に出る柿木克弘さんの依頼をする。皆さん賛同して下さり、有り難い限りである。
 投票日まで1カ月を切ったが、これからが正念場である。