昨日、自民党、民進党が夏の参議院議員選挙から18歳選挙権になることを踏まえ、若者との対話、集会を行っている。
 自民党の小泉進次郎氏は「自分の限界を感じる機会を何でもいいから持ってほしい」と述べた。
同じく牧原秀樹青年局長は「投票に行くのがかっこいいというムードを皆さんが高めてほしい」と強調した。(北海道新聞4面)と出ている。
 小泉進次郎代議士の話は若者に目標・目的を持って生きてほしいというメッセージと受け止めるが、牧原代議士の投票に行くのが「かっこいいというムードを皆さんが高めてほしい」と言う表現は、他力に頼る話でいかがなものだろうか。
 若手の政治家が小選挙区制度になって有権者、選挙民との対話、触れ合いが少なくなっている。
 中選挙区制の時代は党内候補同志の激しい競争があり、それぞれ自前の後援会を作り、当選3回を数えるまでは国会のない土・日はびっしり選挙区に帰り政治活動した。これが政治を身近なものにしてきた。
 しかし小選挙区制になり自分の後援会を作らない、いや、作る努力をしない政治家が増えている。風頼み、その時の流れで当選した政治家は逆風が吹くと対抗できない。
 「かっこいい」と言うより、政治家が人一倍働いているんだという姿を示すことによって若者も政治に関心を持つようになるのではないか。政治家個々人も自分の特徴、持ち味、光るものをしっかりアピールし、一生懸命働いていることが判るようにすることが若者の心をつかまえると思うのだが。
 お陰様で私は札幌市内を歩いていても若者から気さくに声がかかり握手を求められる。私は自然体で普段から若者と交流できる。この雰囲気をこれからも大事にし、鈴木宗男の存在感を示して参りたい。
 昨日は東京から千歳へ飛び、札幌で札幌アイヌ協会の総会に出席し、千歳に向かい女満別空港に飛び、故郷足寄に向かいお世話になった方のお通夜に参列し、車で池田に出て列車で札幌に戻って来た。
 一日、無駄なく送れたと思いながらも便利な時代になったとつくづく感じた次第である。
 あわせて東京・札幌・北見地方・足寄・帯広と、それぞれ自然の移ろいが感じられ、北海道も春満開である。