三菱自動車が燃費データを偽装していた問題でなんと三菱自動車本社が指示していたと報道されている。国交省は昨日本社に立ち入り検査に入った。
 「三菱」といえばイコール日本と言われる企業グループである。日本の経済に影響すると心配するものである。
廃墟(はいきょ)と化した日本がわずか10年で復興し、驚異の成長を果たしたが、その後、高度成長となり「モノ・カネ」優先の価値観になり、バブル、デフレと今日(こんにち)に至っている。
 東芝の粉飾決算はじめ、大企業のモラルが問われている。
日本人の節度・道義・信義はどこに行ってしまったのか。日本の信用に係ることなのでここはきちんとケジメを付けるべく行政側はしっかり対応、世界に説明責任をすべきである。
 2020年の東京オリンピック招致をめぐり2億2千万円を国際陸連前会長側に振り込んだことについて当時の招致委員会理事長で日本オリンピック委員会の竹田恒和会長は送金の事実を認め「竹田会長は『契約した会社は実績のある代理店』とした上で『タン氏』という人物が経営しており、アジア中東の情報分析に定評があるという。送金についてはロビー活動や情報分析などに対するコンサルタント料と説明、『正当な業務契約に基づいての対価、問題があるように報道されているが、そうした事実はない』と訴えた。(産経新聞14日朝刊)
 招致委員会は2011年9月にでき、都知事は石原慎太郎氏。その後、徳洲会病院から5000万円もらった猪瀬直樹氏で理事長は日本オリンピック委員会会長竹田氏であった。関係者がしっかり事実関係を説明すべきである。
 平和の祭典、しかも東京オリンピックである。これも日本の信用が問われることなので世界に向けての事実確認をきちんとする義務がある。
 関係者の明確な説明を待ちたい。