オバマ大統領の広島訪問が一昨日夜発表されてから連日大きく取り上げられている。
 原爆投下した国の大統領が広島に行くという意味は計り知れない、インパクトがある。
政治家の究極の目的は世界平和である。この点でも安倍首相、オバマ大統領は大きな決断をされた。安倍首相が伊勢志摩サミットに合わせ様々なチャンネルでアプローチした結果であり、安倍平和外交の証と言えるだろう。
 「安保法制」を「戦争法案」と意図的に言い換え、国民をあおった人達はオバマ大統領の広島訪問をどう受け止めるのか。厳粛な事実を真摯に受け止めるべきではないか。
 オバマ大統領の広島訪問決定に至るまでに様々な人達の尽力があったと思うが。私は岸田外相の果たした役割は極めて大きいと思う。岸田外相は絶えず一歩引いた感じで自分をプレイアップすることはない。
外務大臣はもっと目立って良いのだが、控え目にしている。この姿勢は必ず将来に生きてくることだろう。しっかり経験を積んでいつの日かに備えてほしいものである。
 また今回、事務方トップの斉木外務事務次官も環境整備に汗をかいたと受け止める。訪問の意義、日米それぞれの立場を説明し、信頼関係をより強めたことは間違いないだろう。
 プレイヤー不足と言われた日本外交に、久し振りのプレイヤー出現であり人材は居ると思った次第である。