昨日、朝のニュースはパナマ文書が中心で日本の企業、個人が話題になったが、夜のニュースはオバマ米大統領の広島訪問発表だった。
 伊勢志摩サミット終了後、安倍首相が同行し、被爆地広島を訪れることになった。
 今、あの大統領に就任した2009年の4月5日プラハで行った核なき世界、いわゆるプラハ演説が想い出される。これがノーベル平和賞に繋がった。
 オバマ大統領が是非とも「プラハ演説」に続く核廃絶に向けての「広島演説・広島宣言」を発表してほしいと願ってやまない。
 原爆の恐ろしさ放射能のもたらす壮絶な悲劇、苦しみを二度と再び起こすことのないようにするためにも。
 家内の父も原爆被爆者でいつも原爆手帳を持ち歩いていた。
頭に残っているのは「宗男君、原爆で亡くなった人も、戦地で亡くなった人も、空襲で亡くなった人も、シベリア抑留で亡くなった人も皆一緒だ。戦争と言う、あってはならない事での犠牲者だ。原爆被害者だけを特別扱いしなくてよい。戦争を起こさないことが政治の責任だ」といつも話されていた。その言葉を忘れたことはない。
 安倍首相が「今回の訪問をすべての犠牲者を日米で共に追悼する機会にしたい」と昨夜語っていたが、安倍政権に安倍外交に歴史的な一ページとなるオバマ大統領の広島訪問決定を嬉しく思うものである。