午後、東京から釧路に戻り記者会見する。

2月26日、鈴木たかこ代議士が民主党に離党届を出しその記者会見も行ったが、その後の民主党岡田代表、枝野幹事長、民主党北海道の佐々木代表らが「比例の議席は民主党の議席だ。返上すべきだ」と発言しており、地元で新党大地代表として有権者、地元の皆さんに経過説明した次第である。

新党大地は平成26年12月の衆議院選挙で民主党と選挙協力した。その際、民主党は北海道において平成17年からの国政選挙で鈴木宗男代表が出ると約45万票、出ない時でも35万票を安定して獲得している実績を踏まえ、新党大地は独自で闘っても比例区では1議席取れるので、鈴木たかこを比例単独1位で処遇したいと言われた。

この約束をしたのは岡田代表であり、民主党本部である。

昨年1月の北海道民主党の党大会でも平成24年12月の選挙は小選挙区において民主党は議席を失い、比例区は477000票だったが、平成26年12月の選挙は新党大地との選挙協力により、小選挙区で3議席獲得し、比例区も689000票と21万票増やすことが出来、新党大地との選挙協力は成功だったと総括している。

なのに民主党の議席と言うのは身勝手でないかとしっかり説明させて戴いた。

政策的にも北方領土問題解決に向け体を張って行動して来たのは鈴木宗男だという自負がある。

共産党との選挙協力を決めた民主党だが、政策的合意、理念等、どうなっているのか。理念なき協力は野合と言ったのはどこの政党か。

共産党は北方領土問題一つ見ても全千島22島返還である。1951年のサンフランシスコ講和条約2条C項を認めず、北方4島だけでなくウルップ島から占守島(しゅむしゅとう)までの18島を含む22島返還を要求している。

こうした非現実的な要求を掲げていると北方領土交渉が行き詰まるのである。この点、民主党は判っているのであろうか。

国家観・世界観が違う政党と組する民主党では残念ながら北方領土問題一つ取っても相容れることはできない。

こうしたことを地元のメディア関係者に丁寧に説明させて戴いた。

しばらくは雑音等、様々な声が出ると思うが、その都度、説明責任を果たして参る所存である。