安倍首相は昨日のラジオ番組で、衆院選挙制度改革について一票の格差是正と議員定数10削減の公職選挙法の改正を今の国会で実現させたいと言っている。

この安倍首相の発言は重い。これで自民党内の消極派も安倍首相の考えに同調せざるを得ないだろう。

これがまさにリーダーシップである。10の定数削減は国民から見れば、まだ身を切る覚悟が少ないと思っている。もっと大幅に大胆な削減を望んでいる。

参議院選挙前に安倍首相が財政再建の目途がつくまで国会議員の給与3分の1カット、ボーナス返上といった決意を示せば、より国民は理解することだろう。

来年4月から消費税は今の8パーセントから10パーセントの増税になる。国民に新たな負担を強いる前に、法律制度を作った国会議員がもっともっと身を削れと思っている国民は多いのではないか。

この声に応えていくのが政治の責任ではないか。安倍首相の定数削減発言を評価してやまない。

社民党の大会に、生活の党小沢一郎代表、共産党志位委員長、民主党枝野幹事長、維新の党今井幹事長らが出席し、野党結束をアピールしている。

どんな理念、考えでこの日本をどうするのか、基本の議論なくして、ただ安倍政権打倒といっても国民の理解は得られるのだろうか。

私は、現実的な体制内改革を訴えて参りたい。