参議院議員 丸山和也氏の参議院憲法審査会での発言が取り上げられている。

「『今、米国は黒人が大統領になっている。黒人の血を引く、これは奴隷ですよ』などと発言した。丸山氏は終了後に記者会見し、表現が不適切だったことを認めて謝罪した。丸山氏は審査会で『日本が米国の51番目の州になれば集団的自衛権は全く問題にならないし、拉致問題も起こらなかった』『(米国建国時に)奴隷が大統領になることは考えもしない』などと述べた」(読売新聞4面)。

なぜこの様な頭作り、発言になるのか。政治家としての基礎体力が心配である。

私は常々「政治家に必要なことは勉強した政治家より、頭の良い政治家が求められる」と言っている。

今尚、田中角栄先生が圧倒的支持を受けていることが私の考えを裏付けている。

私の言う頭の良い政治家とは、人の心を、人の思いを、声なき声を受け止める政治家のことである。

丸山参議院議員も弁護士資格を持っているのだから勉強はしたと思う。ところが頭が良かったかどうか、この発言からして疑問が生じる。

政治家にとって大事なことは「政治家である前に一人の人としての姿勢が必要である」と言いたい。

すぐ謝罪、釈明しているので一件落着と思うが、どうも最近政治家の発言が軽くなり、これで良いのかと危惧してやまない。