来年4月に行われる衆議院北海道5区の補欠選挙で昨日、池田真紀氏が出馬表明した。
 市民団体の呼びかけ人や、民主党北海道の佐々木隆博代表らと会談し、出馬要請を受諾している。
 民主党は野党共闘を考え、すでに立候補している共産党候補の取り下げを期待していると言われる。
 野党第一党というなら堂々と自力で勝ち取る姿勢が必要でないか。選挙は足し算だけではなく、引き算もしなくてはならない。
 共産党と組むことにより、離れる層が多いことは今年の春の北海道知事選挙、先月の大阪知事・市長選が証明している。
 この点、どこまで選挙を知っているのか頭を傾げざるを得ない。
 衆議院選挙は政権交代選挙である。政党色を薄めた闘いを民主党は考えているようだが、もっと民主党として何を訴え、どうしたら共感、支持、理解を得られるか考えるべきでないか。
 政策・理念のすり合せもなく、最初から共闘ありきでは勝負にならない。いわんや共産党まで抱き込んでの選挙は結果が見えている。
 池田真紀氏を昨年12月の衆議院選挙北海道2区の候補に推薦したのは私である。
2区で国政を目指すと言って統一地方選出馬も辞退した池田氏が、5区で出るとするなら、2区の皆さんにきちんと説明をすべきでないか。
 民主主義と口で言うなら、民主主義は、一番は手続であり、次に中身である。「手続きも中身(政策主張)もきちんとしないで出ること自体、有権者に失礼でないか」と言った声も私のもとには来ている。
 新党大地は、理念・政策・政治手法の全く違う共産党と一緒になって選挙はしない。
共産党は既に候補者を公認している。「野合」とも言うべきやり方で候補者を下すとなると共産党にとってもどこかでツケが回ってくることだろう。
 今後、民主党 池田真紀氏がどんな判断をして行くのかよく見て行きたい。それから新党大地としての最終的判断をしたいと考えている。
 参議院選挙の前哨戦と言われる来年4月の北海道5区選挙は今後、全国的に注目されることだろう。