国産初の小型ジェット機「MRJ」が昨日、初飛行に成功した。国産旅客機としては53年振りであり、あの懐かしいプロペラ機「YS11」以来である。

2017年以降、全日本空輸に初納入する予定だそうだが、700機の受注が採算ラインと専門家は見ている。

世界を見る時、カナダのボンバルディア社、ブラジルのエンブラエル社が先行し、日本航空、全日空にそれぞれ入っている。

MRJが科学技術立国日本の大きな起爆剤になってほしいと期待してやまない。

それにしても53年振りの国産旅客機というが、この半世紀の時間がもったいなかった。国策として取り組むべきでなかったのか。

新幹線、自動車は世界に冠たる存在になっている。応用技術世界一の日本がその能力を活かしてこなかったことも一部、政治の責任があるのではと考えるものである。

とにもかくにもスタートラインに無事立つことが出来た。これからは着実に受注を受け、生産して行くことである。

夢膨らむ仕事に関係する皆さんの頑張りを称えたい。