STAP細胞発見で、一躍時の人になり、その後STAP細胞を実現できずバッシングを受けた理化学研究員の小保方晴子氏だったが、2日、早稲田大学は博士号の取り消しを発表した。

博士論文に不正行為が見つかり、その後、訂正するための時間を小保方氏に与えたが、その期間内に審査できる科学的な根拠や論理が十分でなく、時間切れとなったそうだ。

「小保方氏は弁護士を通じて『当初から不合格を前提とした手続きで、とても不公正なもの』などとするコメントを発表」(朝日新聞3日35面)したそうだが、なんとも潔くない態度である。

そもそも「STAP細胞」はあったのか。事実、裏付けのないものを日本はもとより、世界にしたことは大きな責任がある。この反省をいまだにしていない。そして虚勢を張っていては、醜いことである。

小保方氏に言いたい。「謝ることは恥ずかしいことでもなければ、卑しいことでもない」だが、「ごまかしたり、嘘を言ったり、すり替えの話は人として失格ですよ」と。

小保方氏によって日本の学者、研究者が「日本の研究者は他人の研究を盗み、黙って引用するのか」と受け止められることは、日本にとって大きなマイナスになるのだ。

言いにくいことだが、私は日本の研究者、学者の名誉の為にもこの点、はっきりしておかなければと考えている。

自分でまいた種は自分できちんと処理するのが人の道である。

正午、東京駅発で名古屋に向かい、14時半からテレビ愛知の情報バラエティ土曜コロシアムの収録。

中京地区のみの放送だが、土曜日19時54分~20時54分のゴールデンタイムの放送である。

今回のテーマは「大丈夫なのか?日本の外交~外務省を徹底追求」で、私の認識、経験を述べさせて戴いた。「外交力、イコール人間力」であると私は考える。

国益の観点から良い外交と展開してほしいと願ってやまない。