安倍首相の新聞に載る首相動静を見て一つ感じる事がある。

夜の会食であるが、政治家、財界人、学者、官僚、友人、様々な分野の人と会っている。勿論、表に出ない、いや出さない予定があるのは当然だ。

日程の中で、慰労を兼ねたと思える官僚、関係者との会食が良く出ている。安倍首相は勿論、官房長官、副長官、首席秘書官等の配慮と思うがこうした積み重ねがのちのち生きてくる。

私の副長官時代を想い出しながら中々の気配りがあると感じるものである。

10月31日(土)の毎日新聞5面、安倍首相改造内閣新閣僚に聞くは「復興相高木毅氏」であった。その中で「一部週刊誌の報道で被災地の人から、不信を招く可能性が出ているがどう対応しますか」という質問に高木大臣は「ここでは答えを控えさせて戴きたい」と答えている。こうした言い振りが尾を引いてしまう。

高木大臣は10月20日の記者会見で「週刊誌に色々書かれているがそうした事実は無い」と否定した。それならば同じ事をきちんと言うべきである。何か奥歯にもののはさまった言い振りをするのでこうした質問にあってしまう。

「そうした事実は無い」と記者会見ではっきり言ったのだから、自信を持ってテープレコーダー宜しく同じことを言うべきである。

あわせて週刊誌を訴えるのが筋ではないか。「パンツ大臣」という表現が週刊誌に出回っているが、一日も早く堂々と法的措置を取って、身の潔白を訴えることをおすすめしたい。