ワールドカップ ラグビーイングランド大会でベスト8を狙っていた日本だったが、スコットランドが後半、サモアを逆転し、残念ながら一次リーグで終わってしまった。

しかし、南アフリカを破った実績は歴史を作ったし、サモアにも完勝した。明日、最後の試合、アメリカに勝ってワールドカップで3勝の結果を残してほしいものである。

ラグビーの試合が大きな話題になることはあまりなかったが、2019年、ワールドカップが日本で開催される。

森元首相がラグビー協会の会長として尽力された賜物だが、このことにより、日本代表のレベルアップに繋がった。その結果が南アフリカ、サモア戦での勝利である。

スポーツは強くなると話題になり、競技人口も増えて行く。今回のワールドカップでの日本の奮闘は今後のラグビー発展に好影響を与えることだろう。2019年に向け、一層の強化を期待するものである。

ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産に、第2次大戦後のシベリア抑留の資料が登録された。

正式な表題は「舞鶴への生還1945~1956シベリア抑留等日本人の本国への引き揚げの記録」となっている。日露関係が今一つ噛み合っていない時期での登録の意義は重い。

エリツィン大統領が平成5年来日した際、様々な場所、会合で「シベリア抑留はあってはならなかった。これはスターリンの残滓(ざんし)である。ロシア国民を代表してお詫び申し上げる」と言ったことが想い出される。

この登録がシベリアで亡くなられた方々に対し、心からの哀悼と戦争はあってはならないという思いを、より強く持つことに繋げて行くのが、今回登録された使命である。

私が子供の頃、隣の家の福田さんの叔父さんが抑留者で、よく酒を飲むとシベリアの悲惨な抑留生活を話された。

「何としても生きて帰る。今一度、玄関の敷居をまたぐ。家族に会う為に」と涙交じりに語られたことを鮮明に覚えている。

「北方領土問題もスターリンの残し」と話し、「法と正義に基づき話し合いで解決する」と言われたエリツィン大統領発言から22年も経ってしまった。

橋本・小渕・森政権での良好な日露関係が懐かしい。私なりに北方領土

問題解決は勿論、日露関係の充実に汗をかいて参りたい。