安倍首相はニューヨークで、ドイツ・インド・ブラジルの首脳と国連改革について会談した。

 ドイツ メルケル首相・ブラジル ジルマ・ルセフ大統領は女性で、テレビを見ていても存在感があった。
 それぞれの国が常任理事国入りを考えているようだが、日本とドイツは今もって国連憲章では「敵国条項」に記されている。
 「第二次世界大戦中に連合国の敵国であった国」に対する措置を規定した第53条および第107条と、敵国について言及している第77条の一部文言を指す。日本・ドイツ・イタリア・ブルガリア・ハンガリー・ルーマニア・フィンランドがこれに該当すると例示している。
 戦後70年、一滴の血を流さず平和国家として歩んだ日本である。国連の分担金もアメリカに次いで多く負担してきた日本である。
 戦後70年、節目の年というなら安倍首相は「もはや、敵国条項は必要ないのでは」と演説して良いのではないか。
 「敵国条項」に入っている国が常任理事国入りを希望する前に「立場」を公平に認めてもらうことが先でないかと思うのだが。
 200を超える国が加盟し、そこで3分の2の賛成を得るのは大変高いハードルである。
 しかし、堂々と日本の訴えをして良い時ではないか。耳触りの良い話だけでなく、あえて現実的な話を強くすることも国際社会の一員として、しかも国連に協力してきた日本として戦後70年にあたり、必要だと思うのだが。
 釧路から列車で帯広へ向かい、松緑神道大和山さんのチャリティーバザー開会式に出席し挨拶をさせて戴き、また、列車に乗って札幌に出て、同じく大和山さんのチャリティーバザーに足を運ぶ。
 世界平和のために一日奉仕をする人の尊い姿に手を合わせながら、人目のつかないところで陰徳を積んでいる立派な人が沢山居られることを誇りに思うものである。