産経デジタルの「iRONNA」
に鈴木宗男のムネオ日記の内容が掲載されました。

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「政治家の魂を持っているのか」

 テレビ・新聞のニュースは、参議院特別委員会における強行採決を大きく扱っている。新聞の写真を見る時、「これはどこでどんな人たちが騒いでいるのか」という「良識の府」とはかけ離れた姿である。
 「採決」をしたと与党は言うが、テレビ中継を見る限り、委員長の声は聞こえてこない。いや、発言したかどうかも全く伝わってこない。
 民主主義は多数決で決まって行くが、あわせて民主主義は少数の意見、声も尊重し、議論に議論を尽くしていくのがルールである。何百時間審議したと与党は言うが、各種世論調査で8割以上の人が慎重審議を求めていた。
 さらに今国会での安全保障関連法案の成立を65%の人が急ぐべきではないという声であった。どうして国民の声に聞く耳を持たないのか。何も急ぐことのない一分一秒を争う法案ではないのにこうした強行採決をするのか不思議でならない。27日が会期末で時間がないというなら、土日祝日返上してでも審議をするのが国会議員の使命でないか。
 国会議員としての基本を忘れて数の力で上からの押し付けるやり方は正しい民主主義ではない。「どこかで必ず鉄槌が下りますよ」という囁きが聞こえてくるようである。
 野党も本当に反対というなら議員辞職をする位の決意と覚悟を持って対処すべきである。普通のやり方では数で押し切られてしまう。国民の声を背に野党議員全員バッチを外し議員辞職したなら国民が黙っていないだろう。
 政治家の魂を国会議員どこまで持っているのかと思うのは私一人だけだろうか。(新党大地代表・鈴木宗男 「ムネオの日記」2015.09.18)