自民党に所属していた武藤貴也代議士が、26日未公開株を巡る金銭トラブル報道について記者会見をした。
 本来なら自民党を離党する前に説明責任を果たすべきであった。自民党も離党届を受理する前に、自民党所属なのであるから、党が、何があったか、どういうことなのか、よく事情を聞いて、その上で離党を受理するかどうか判断すべきであった。特に武藤貴也氏は自民党の公募に応募して、その上で衆議院議員になったのである。この点、自民党は組織としての手続きをしなかったことになる。
 武藤貴也氏の記者会見で納得した人は少ないだろう。
 更に武藤貴也氏には国会議員として相応しくない話が報道されてきている。
 武藤貴也氏に言いたい。自ら進んで政治倫理審査会に出席を申し出て、国民に説明責任を果たすべきである。
 13年前、私はメディアバッシング、権力側のリークに遭い、事実でないことが報道された。
 それでも私は逃げずに政治倫理審査会、参考人招致、証人喚問と堂々と出席した。
 武藤貴也氏にも、国民にきちんと説明責任を公の場で果たす義務があることは当然である。
 今でも月130万円の給料、月100万円の文書通信交通滞在費、月65万円の立法事務費、月35万円相当の交通費、更に政策秘書、公設第一、第二秘書の給料が、国民の税金から賄われている。自民党を離れる前は、一人当たり約4,500万円になる政党助成金を貰っている。
 税金を戴き、国民から選ばれた国会議員であることをしっかり認識して、武藤貴也氏よ、公の場で説明すれと厳しく指摘したい。
 今後の動きを注目していきたい。

 維新の党の橋本徹最高顧問、松井一郎顧問が離党した。
 維新の党が「分裂か」と報道されている。
 「橋本氏は記者団に、11月22日の投開票の大阪府知事、市長のダブル選挙に専念する考えを示し、党の分裂が目的でない」(日本経済新聞4面)と述べている。
 山形市長選挙で、柿沼幹事長が応援に入ったことに端を発した問題は、維新の党がどうなるか、新たな段階に入った。
 中央政局とも絡むことなので、しっかりウォッチして参りたい。
 昨日、広島に行き講演をし、今日は広島県の私の後援者との懇親会を行う。
 一年に一度のことなので皆さん楽しみにしてくれる。久しぶりにお会いする人達に感謝の気持ちで一杯だった。