昨日、普天間飛行場の名護市辺野古への移設について翁長沖縄県知事と岸田外相・中谷防衛相・山口沖縄北方担当相・菅官房長官が官邸で第2回目の協議を行った。

 これだけのメンバーが揃って、わずか30分間の協議時間というから菅長官が記者団に「難しい状況は全く判らない」と述べたことに尽きるのだろう。
 沖縄県民の民意を受けた翁長知事は信念を持って辺野古には基地を造らせないと再々明言している。ここが、自分の選挙の時は反対と言いながら、知事になったら埋め立て承認した仲井真前知事と大きく違うところだ。
 仲井真前知事による埋め立て承認について検証した沖縄県の第三者委員会は「瑕疵かしが認められる」という報告書を出している。
 沖縄と政府との協議は計4回行われるが、その結果、話がまとまらなかった時、翁長知事は承認取り消しの手続きを取ることだろう。
 それに対し政府は、行政代執行に打って出るしかない。もしそんなことをしたら沖縄県民の今迄のマグマが一気に噴き出し、ぬきさしならぬ事態になることだろう。政府は懐深く持って沖縄の声、魂の叫びを受け止めるべきである。
 甲子園高校野球準決勝第一試合、早実と仙台育英戦は育英のワンサイド展開になった。準々決勝までの早実の粘り、攻撃は影をひそめた。ここが高校野球の怖さである。一寸した流れで大きく変わってしまう。
 第2試合の東海大相模と関東一高校も初回で勝負が付き、東海大相模の圧勝だった。
 明日はどんなドラマがあるのか楽しみにしたい。