「幸福の黄色いハンカチ」「男はつらいよ」等、心に残る沢山の映画を作られている山田洋二監督が17日、東京新聞夕刊で安保法案について「『何かあったら戦う』となっているが『いざとなっても戦わない』というのがこの国の在り方」話している。わかりやすい、胸にストンと落ちる話である。

 命に係わる法案は慎重の上にも慎重に進めて行くべきだ。良識の府といわれる参議院の存在を示してほしいものである。

 内閣府が昨日発表した4-6月期の国内総生産(GDP)の速報値は前期比0.4%マイナスで年率に換算すると1.6%のマイナスになるという。アベノミクスはどうなったのか。

給料が上がっても円安により日常生活に必要なものの物価上昇で個人消費が増えないことがはっきりした。輸出も低迷しているという。

 一部企業のベースアップやボーナスで個人消費が増えるのかどうか次の7-9月期の数字を待つことにしたい。マイナスが続くようだと補正予算等、対策を考えなくてはならない。

いずれにせよ、ムードや雰囲気で景気が良くなったというのではなく、皮膚感覚で、肌で感じる景気回復を願ってやまない。

 甲子園高校野球、今日は休養日。明日の準決勝、東東京代表の関東一高は、神奈川の東海大相模と、西東京代表の早稲田実業は、宮城の仙台育英と対決する。

 面白いことに東北と関東勢が勝ち抜いてきた。激戦・接戦を乗り切ってここまで来た4チームである。

 高校野球100年の今大会、明日明後日、歴史に残る好試合を期待したい。