イラン核問題について米国・ロシア・英国・仏国・中国・ドイツが最終合意した。

ウラン濃縮など、イランの核開発と10年から15年制限し、核兵器保有阻止を図ることになった。

30年以上対立してきた米国とイランが、同じテーブルに着いた背景に見えざる敵、テロとの闘いについて共通の認識を持ったからであろう。

米国内・イラン国内でも今回の結着に根強い反発があり、イスラエルも同様である。これからも目を離せない中東情勢である。

一票の格差是正の為、参議院の選挙制度改革について与党の自民党と公明党とで法案対応が分かれている。

民主・公明・生活・無所属クラブは20県を10選挙区に統合する「合区」を元にした改正案を参院に提出した。

一方、自民党と維新・元気・次世代・改革の野党4党は「2合区」を元にした改正案を出す方向だと言われる。

自民党と野党4党の案では一票の格差が3倍近くになり「違憲状態」又は「違憲」とされる可能性がある。

民主党・公明党らの案は、2倍以内に収まる判決にも耐えうる現実的な案である。

自民党内では合区になるところの参議院議員が反対しているが、大所高所で判断、考えてほしいものだ。

国会議員の立場は公である。私有財産ではない。自分中心、自己保身ではなく、50年・100年に耐えられる仕組み、制度にするのが今生きる政治家の責務である。このことを踏まえて対応してほしいものである。

朝、札幌で仕事をし、車で帯広に向かい、帯広の森野球場に行き、北海道日本ハムの応援。

15年前、石原伸晃大臣が「鈴木宗男の作った高速道路は車の数より熊の通る数が多い」と揶揄されたその道東自動車道を利用したが、車の数が多く、十分機能されている。

「改革、規制緩和」という美名の下に、あの当時、現地を知らない間違ポストに就いた人は事実でない話を言われた。どちらが先見性があったか今やはっきりしている。

北海道の高速道路は物流・観光としても重要だが、人命、人の命を救うためにも大切な人道道路である。

私は高速道路を作ったことに誇りを持って気持よく道路を利用した次

第である。

夕方、札幌に戻り会合をこなす。高速道路の利便性を感じた一日だった。