昨夜、今朝の報道番組は、なでしこジャパンのニュースで持ち切りだった。敗れはしたが、最後まであきらめないで闘う姿に多くの人が感動した結果だろう。勿論、私もその一人である。

 高校野球に似た「負けたら終わり」、なにがなんでもフェアプレー精神で頑張ろうという姿勢を各報道機関は共有したものと思う。

 特にこれが最後のワールドカップと大会前話した澤穂希選手はインタビューで「悔いはない、やり切った」とキッパリ誇らしげに話すその姿に潔さと全力を尽くした満足感と多くの人に感謝する気持ちが表れていた。

 やはり超の付く一流プレーヤーは最後まで見事な立ち振る舞いである。

 政治の世界から感動という言葉が遠のいてしまっているが、国民から選ばれた国会議員は、自分はこの仕事で、私はこの道で結果を出すとしっかり目的・目標を持って取り組んで戴きたいものだ。そのことに1歩でも2歩でも近づくことにより国民は理解するのである。

 なでしこジャパンを見習って国家国民の為、政治家も上から目線でなく、国民目線で汗をかいてほしいものである。

 北海道阿寒アイヌ協会の方々がアイヌ民族の文化・歴史の存続要請のためこられ、担当官庁、主だった国会議員のところに案内した。

 日本のとりわけ東日本における先住民族であるアイヌ民族の歴史・文化は環境と優しい自然との共生を大事にしてきた。

 21世紀環境の世紀と言われ久しいが、アイヌ民族の権利の確立・文化・歴史を尊重して参りたいと新たな思いを持ったものである。

 6月1日に小学館親書から出版した私の「外交の大問題」がお蔭様で6月25日、5千部増刷となった。

 政治家本が書店で1万部も売れれば上の上と言われている。増刷で出版社には迷惑をかけないことにホッとしている。

 一人でも多くの人に目を通して戴ければ幸いである。

 午後から帯広に行き、後援者の弔問。米沢帯広市長の会合に出席し、その後、十勝管内大樹町に向かい、昭和58年からお世話になった方のお通夜に伺う。

 昨日も帯広にいて、いったん東京に戻り、午前中東京で仕事をし、午後からは帯広と便利な時代になったとつくづく思うものである。