訪米中の翁長雄志沖縄県知事は2日・3日と上下両院議員・国務省・国防省の日本担当者と精力的に会談し沖縄の声を伝え訴えている。

 東京新聞3日夕刊1面によると「マケイン上院軍事委員会のマケイン委員長は(共和党)は現在の辺野古移設を支持しながらも『知事との建設的対話を続けて行きたい』と述べたそうだ。下院のサンフォード・ビショップ下院議員(民主党)は『沖縄の立場は良く判るが(移設は)最高レベルの決定だ。日米政府が方針を変えれば私も従う』と述べている」。

 3日には国防総省のアバクロンビー副次官補代行、国務省のヤング日本部長とも会談し沖縄の声、叫びを説明している。

 一連の会談を受けて翁長雄志知事は「沖縄の思いは伝わった」と胸を張って会見している。

 ホワイトハウス前で沖縄出身の在米沖縄県出身の方々が「辺野古移設反対」のプラカードを持ってアピールしている姿も報道されている。

 今までにない行動、声が出ている。こうした新たな声、動きを軽く見てはいけない。

 翁長雄志知事が沖縄に帰ってからどんな報告をするのか。そして今後どういう行動に出るのか注目して参りたい。

 昨日、沖縄では航空自衛隊のヘリコプターが管制官の指示を受けずに離陸し、全日空機を横切り、あわや大惨事になる事態もあった。

 上からの押し付け、沖縄を差別するやり方はどこかで大きなうねりとなりとんでもない混乱がおきるのではと心配でならない。

 私は沖縄の声、いや声なき声を尊重して参りたい。