ドイツのメルケル首相は10日、モスクワを訪問し、ロシアのプーチン大統領と一緒に無名戦士の墓に献花している。

朝日新聞3面によるとメルケル首相は「戦後70周年の機会にここに来ることが非常に重要だった」と述べ、更に「どんなに困難でも話し合いで解決する必要があるというのが歴史の教訓だ」とも述べている。

プーチン大統領とメルケル首相は今年に入り、2回首脳会談を行い、電話は16回もしているという。このメルケル首相の対応を日本も学ぶべきではないか。

先の大戦ではナチスドイツが戦争を進め、ホロコースト、ユダヤ人大虐殺が行われた。

本来なら針はりの筵むしろのような立場にあるにもかかわらず、今やヨーロッパのリーダー格になったドイツである。

この強かな外交力は日本にも必要ではないか。アメリカにだけ気を使っていて日本は生きて行けるだろうか。世界から信頼されるためには時に日本独自の判断、考えが求められる。

メルケル首相のモスクワ訪問をニュースで見ながらプーチン大統領との電話会談で「今日の話はアメリカには報告しなくていいぞ」と2人が笑いあったという話を聞いたことを想い出しながら、外交は人間関係だとつくづく感じるものである。

朝6時から千葉県浦安市で倫理法人会モーニングセミナーの講師を務める。

毎年呼ばれているが、今朝も早いにもかかわらず各地から150人近い人が出席し、耳を傾けてくれる。いつもながらの熱心さに頭の下がる思いである。

6時から9時までの3時間、あっという間に過ぎてしまった。私自身、良い勉強をさせてもらったと感謝する次第である。