2015年4月30日(木)

 小渕優子代議士の政治信金規正法違反について28日、東京地検特捜部は、小渕優子代議士は不起訴、折田元秘書ともう一人の秘書を在宅起訴と発表しているが、小渕代議士の不起訴は当然だと考える。
 なぜならば、実務は長年折田秘書がやっており、本人も認めているからである。
 小渕代議士には監督責任が伴うが、折田秘書は小渕恵三先生時代からの秘書で、全幅の信頼を置いていた関係であの杜撰ずさんな届け出は実に折田秘書の責任である。
 私も中川一郎先生の秘書をしていたが、いつも頭に入れたのは「中川先生に迷惑をかけることはしない」だった。
 折田秘書のあの政治資金報告書は考えられないことである。この点、小渕優子代議士も被害者の一人だと私は受け止めている。
 正直に事実を届け出せば良いものを、つじつま合わせのあのやり方は秘書としては失格であり、考えられないことである。小渕優子さんが可哀想でならない。
 「道義的責任を感じております」と謙虚に反省している小渕優子代議士は近い将来、必ずや大きな舞台が待っていることだろう。あの小渕恵三先生が天国から見守ってくれているのだから。
 安倍首相が今朝日本時間1時過ぎから米議会で演説された。念入りに予行練習しただけあって本人は満足、納得のスピーチだったと思っていることだろう。
 先の大戦について「痛切な反省」「歴代首相と同じ」「アジア諸国民に苦しみを与えた」と述べられていた。
 最後に日米同盟は「希望の同盟」と締めくくったが、誰の知恵だったんだろうか。新しいフレーズである。
 いずれにせよ無難に終えることが出来たことは何よりの国益であったと思うものである。