大島理森衆院議長は昨日、国会内で就任記者会見を行い、伊吹議長時代に設置された議長の諮問機関である有識者調査会での衆院選挙制度改革について、最後は国会で結論を出さなければならないと述べ、更に今年中に結論を出すべきだとの考えを明らかにしている。
 この大島議長の発言は重い。「違憲状態」「違憲」の判断が出ている以上、立法府の怠慢は国民に対する背信行為である。
 自民党国会対策委員長として長年野党対策をやり、根回しはお手の物の大島氏である。これまでの経験を活かし、格差是正は勿論、大胆な定数削減に取り組んでほしいものである。
 現在の自民党では大島議長・二階総務会長・伊吹元議長・町村前議長・甘利大臣・額賀税制調査会小委員長ら各氏は昭和58年同期当選である。仲間の協力も得て選挙制度改革を実現してほしいと願ってやまない。衆議院が動けば自ずから参議院も動くことになるのだから。
一日も早い待ったなしの結論を期待したい。
 昨日、町村長、議員選挙が公示されたが、町村長選は197人が立候補し告示された町村で53人が無投票で当選。町村議員は総定数4269議席の中で930人が無投票当選である。なんと43%、22%の割合である。
 地方自治、故郷をどうするかという大事な選択の機会なのに関心が低いのは問題である。
 地方創生・再生と言っても元は人材なくしてありえない。各党・地方組織の強化と人材育成を考えるべきでないか。
有為な人材を作り町村議員から道・県議、そして国政へと人作りをすべきではないか。
 7時17分から8時までラジオ日本に生出演。統一地方選挙前半戦・日露関係・北方領土問題・鈴木たかこ代議士のこと等、話させて戴く。
 夕方釧路に向い、後援会関係の会合に出て最終便で東京に戻る。