昨日投開票の北海道知事選挙は世論調査通り現職の勝利だった。知名度のあった佐藤のりゆき氏も100万票の大台に乗せ善戦だった。
残念なのは戦術・戦略を佐藤さん自身が間違ってしまったことである。
 札幌市長選挙の構図に持って行けばチャンスがあったのに、みすみす逃してしまった。
 札幌市長選挙はマスコミ各社の調査では接戦と言われたが、結果は新党大地も支援した秋元克広氏の圧勝だった。
 自民党の推薦候補に約14万票の大差であった。共産党が候補を出したことが秋元さんに有利に働いた。知事選挙もこの形で闘いたかったものである。
 知事選挙は私が懸念していたことが選挙後半から表れ始め失速して行った。選挙は生き物であることを候補者自身が認識しなければならない。
 道議会議員選挙では新党大地は5人擁立したが、3人の当選だった。現有2議席からの1議席増である。
 北見の現職、鳥越君が自民系2人の激しい闘いの中に埋没してしまった。
石狩市の上村君は立起表明からわずか2カ月での選挙で時間がなかったが、堂々たる闘いだったと評価したい。
皆、次に繋がる結果と受け止め、早速今日から次に向けて当選者も一敗地にまみれた人もしっかり活動させていく。
 選挙は悲喜(ひき)交々(こもごも)のドラマがあるが、今回も様々な出来事があり、私自身勉強になった次第である。
 一つ言えることは、政治家は日々の行いである。これに尽きるとしみじみ思ったものである。