菅官房長官と翁長沖縄県知事が初めて会談した。報道によると、菅官房長官は、「最重要なのは普天間飛行場の危険除去。辺野古移設を断念することは普天間の固定化にもつながる」と述べたという。
世界一危険な飛行場といわれる普天間を平成8年、当時の橋本首相は、「清水の舞台から飛びおりる」覚悟でアメリカと話をし、移設を決めた。
あれから20年になる。アメリカと話し合いをして普天間を使わせないことにするのが先決ではないか。
移設ありきでなく普天間を使わないで代替えの方法を考えた方がよいと思うのだが。
あのきれいな辺野古を埋め立てるより、もっと知恵を出すことを考えるべきである。
沖縄は日本である。アメリカの言いなりになる必要はない。日米同盟というなら日本の立場をきちんと話し、理解してもらうことが真の同盟関係ではないのか。
翁長知事が、「官房長官が『粛々』という言葉を何回も使われる。問答無用という。姿勢が埋め立て工事に関して感じる」と会談後述べているが、これは沖縄県民の声である。この悲痛な叫びを中央政府は考えるべきである。
更に翁長知事は、「辺野古の新基地は絶対に建設出来ない」と強調している。これも沖縄県民の魂の訴えであると中央政府は受けとめるべきである。更に声なき声が沖縄県民にあることを知るべきだ。翁長知事の「百万人といえども我ゆかん」の姿勢を高く評価するものである。