戦後70年、安倍晋三首相は談話を発表するとして有識者懇談会が議論を重ねている。
そもそも10年ごとに談話を出す必要があるのかと私は思う。人生においても亡くなってから50回忌が一つの区切りである。10年ごとが節目なのだろうか。
 戦後50年、当時の村山首相は「国策を誤り戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。中略 痛切な反省の意を表し心からのお詫びの気持ちを表明いたします」と発表した。これを歴代内閣は踏襲している。
 賢明な菅義偉官房長官は「村山談話を引き継ぐ」と記者会見でもすでに述べている。
先の大戦で日本は負けたのである。戦争というあってはならないことで尊い命を失い、原爆投下・東京大空襲・沖縄戦と、沢山の民間人までもが犠牲になったのである。
 戦後70年、平和の誓いをすることが一番大事ではないかとつくづく思うのだが。
 甲子園で選抜大会が始まり、プロ野球も27日から開幕である。まさに球春である。
 今日、東京でも桜の開花宣言がなされた。自然は公平に正直に時の訪れを我々に教えてくれる。
この自然の摂理に感謝しながら今年も3月後半、あと一週間で新年度だと思うと何と時間の過ぎるのが早いことか。
 「今日という日は再びこない」とハッと我に返りながらも、忙しさに追われ大事な時間が早く経って行くことになんとも言えぬ寂しさを感じるものである。