関西電力と日本原子力発電は昨日、40年以上経つ老朽原発三基の廃炉を決め、4月27日をもって終了の届け出をするという。今日は中国電力と九州電力も老朽原発二基の廃炉を決めた。
 東京電力福島第一原発事故により原発の運転は40年迄というルールに基づく判断だろう。
 あわせて規模の小さい原発はコスト高になり、授算性を考えた上での決定でもあろう。
 小泉純一郎元首相が原発は「トイレなきマンション」と言ったが、廃炉により放射性廃棄物をどう処理するのか喫緊の課題が待っている。放射性物質処理の研究を進め、更に処分先を決めなければならない。
原子力発電所に万が一のことがあった場合、計り知れない負の遺産、そしてお金がかかることは東京電力福島原発で明らかになっている。
 危ない原発の再稼働などはとんでもないことである。ここはしっかりと冷静に将来を見据え、原発ゼロを実現しなくてはならない。
 それにしても危ない原発を再稼働したいという人達は今しか考えていないのではないか。
将来・未来に向かって考える時、本当に原発で良いのかと考えた事があるのだろうか。採算とかコストとか目先のしかも「カネ」「モノ」の価値・基準でしか判断していないのではないか。人としての思いを持って地球と人類のことを考えた広い心で向き合ってほしいと願ってやまない。
 今日の東京は春真っ盛りという陽気である。桜の便りも聞こえて来た。午後の便で帯広に向かい、帯広も春の訪れを感じさせる天気である。
自然は正直に時の移ろいを知らせ教えてくれる。山も大地も公平に季節の巡りを表してくれる。太陽は公平に陽をかざしてくれる。しみじみ自然の恵みに感謝するものである。
気持ちの良い一日に何となく心がホッとする一日であった。