選挙というのは難しいものである。人それぞれ、様々な意見、考えがある。
 北海道知事選挙において13日夜、私は改めて佐藤のりゆき氏を応援することを表明したが、私の処に「鈴木さんが念には念を入れて明確に佐藤のりゆき氏の支援を明らかにしたのに何故、佐藤のりゆきさんは『有難いとか、ホッとしたとか、これで闘いの土俵は出来上がったとか』道民に向けてメッセージ、発信をしないのか。他の組織が支援を明確にした時はすぐに反応したのに、何故ゆえに鈴木代表の決断に対し、黙っているのか。佐藤氏は何を考えているのだろうか」と言った声が多数寄せられる。
 なかには「他人(ひと)様の心をつかまなければ選挙は勝てないのにこれではやる気をなくします」という声も多い。
 おかしなもので私がいちいち説明することになってしまったが、本当に人の受け止め、思いは色々であると痛感した次第である。
 昭和58年、国会に出ていってから33年、中川一郎先生の秘書時代の12年都合45年間政治を選挙を眺めて来たが、今回の知事選挙ほど色々熟慮して判断した選挙はなかった。
これからどう盛り上げて行くか、どうしたら求心力が高まるか、関心を引けるか、佐藤のりゆき氏の姿勢にかかっている。佐藤氏の道民の心をつかむ乾坤一擲の凛とした姿を見たいものである。
 選挙は候補者がどういう発信をし、どうダイナミックにありとあらゆる場所で「舞う」かにかかっている。
佐藤氏の魂のこもったパフォーマンスが見たいと思っているのは一人、私だけではないことを佐藤のりゆき氏はよくよく判ってほしいものである。
 11時から函館市から道議会議員に立候補予定のみつけひろやす氏の総決起大会に出席し、激励をし、午後の便で東京に戻り、日本柔道史にその名を刻んだ故 斉藤仁氏のお別れの会に出席。
 54歳、これからが花も実もある人生ではと思う時、斉藤仁さんご本人が一番無念だったことだろう。心からのご冥福をお祈りするのみである。
 ロスアンゼルス・ソウルと2回のオリンピックで金メダルを取った時の何とも言えぬ斉藤選手の嬉し涙・姿が想い出されてならない。