「政治とカネ」問題が連日国会で議論されているが、安倍総理から各大臣・野党の議員まで及んでいる。
 補助金を受けた企業から1年間政党(支部を含む)や、資金管理団体への献金は禁じられているが、補助金を受けているかどうかこれを把握することは難しい。「知らなかった」と答える方が正直である。
 そもそも政党助成金を受け取る制度を作った際、「企業・団体献金」は止めると国民に約束して、国民1人当たり250円のお金を戴くことになった。
 1994年、政党助成法が成立し導入からもう既に21年経ち、翌年実施されてから丁度20年になる。
 それでも団体・企業献金を受け取っているのは政治の怠慢ではないか。
国民に「コーヒー1杯分の浄財をお願いします。そのかわり政治不信を生まないように企業・団体献金は止めます」と国民に約束したことはどうなっているのか。
これをきちんと実行していれば何も国会で問題になることはないのである。甘えの構造から与野党とも脱却しなくてはならない。
 国会議員等しく政党助成法成立の原点に立ち返った判断をして戴きたい。そのことが政治不信をなくすもとである。
 2019年に日本で行われるラグビーワールドカップ(W杯)の会場に12会場が決まった。札幌市の「札幌ドーム」も選ばれた。12会場の一つに岩手県釜石市が入っている。この11日で大震災から4年になる。
今だ、復興途上であるが、あの釜石で世界ラグビー大会が行われることは地元に大きな希望や感動を与えることだろう。
 森喜朗日本ラグビー協会会長の尽力で日本開催が実現したのだが、会場選びにも森元首相の心配り、配慮が感じられる。
 4年後のW杯大会を今から楽しみにしたい。