北海道新聞、全国紙道内版は知事選挙で民主党北海道が佐藤のりゆき氏を「支持決定」したことを大きく取り上げている。
 佐藤氏が道民党を標榜し、一党一派に組せず、幅広く道民の理解を得たいと言っている以上、「支持」は北海道民に一番受け入れやすい決定だと思う。
 12年間、特別な実績もなく、次への4年間、何をするかも明確でない現職に対し、知名度のある佐藤のりゆき氏がこれからどんな発信をして行くのかがポイントである。
 佐藤のりゆき氏の「俺が知事になったらこんな北海道にする」と言ったダイナミックな、そして判りやすい訴えを期待したい。
 横路孝弘代表が独自の候補を出せなかった責任を取って代表職を辞任したが、多くの人から「横路さんの決断を評価したい」「これまでの自らの発言に潔い出処進退で、これで新生民主党のイメージになり、選挙にはプラスになる」「これで党内一致結束の空気が生まれることだろう」等々の声が寄せられ、私も頷くばかりである。
横路孝弘先生の英断を無駄にしないためにも民主党北海道は一丸となって必勝に向けて邁進して戴きたいと願ってやまない。
 これからは佐藤のりゆき候補予定者自身の姿勢・態度・人間関係が問われてくる。作り笑いや、媚びることをせず、何よりも人間味が求められる。こればっかりは、ご本人にしっかりやってもらうしかない。
佐藤のりゆき氏の真価が日一日と発揮されることを期待したい。
 候補者がどれほど頑張っているかで「応援してあげよう」「いや応援したくなった」「あそこまで頑張っているのだから応援するしかない」と言わせる雰囲気を佐藤氏が作れば流れが変わるだろう。
 官僚出身の現職は自ら汗をかくではなく、神輿に乗って上から目線で「予期に計らえ」的行動しかとれない。
北海道の厳しい寒風吹きすさぶ吹雪の中で、どちらが軸足をしっかり持っているかどうかを判断してもらうことだ。
佐藤氏の裂帛の気合で必勝の信念を持って闘いに臨むことを願うのみである。