自民・公明両党は全国農業協同組合中央会(JA全中)の一般社団法人化や、農協の監査権廃止等の改革案を決定した。准組合員の扱い、利用制限については見送られた。

 この決定に至るまで様々な意見・声があり、また、佐賀知事選挙結果も影響した上でまとめられたことが伝わってくる。
 これから農協法改正案が国会に提出されることになろうが、何より現場の声・思いが反映される中身にすべきである。
 政府の規制改革会議や諸機関のメンバーを見ると、大企業・大銀行・大商社の役員・大学教授経験者等、皆勝ち組の人達である。
 農家の皆さんがどんな思いで天気と向き合い農作業をしているか、どれほど判っているか、理解しているか首を傾げざるを得ない。
 農業を成長戦略の一つにすると言うなら、農家の人口を増やすことであり、雇用の場を作ることが地方再生の特効薬である。なぜ離農が進むか、増えるのかメンバーの皆さんはどれ程判っているのか。朝早くから特に酪農家は365日休みがないのである。
 こうした現実をよく理解した上での実りある農協法改正案にしてほしいと願ってやまない。
 11時半から苫小牧市で私が大変お世話になっている方が馬主の「ホッコータルマエ号G1優勝祝賀会」に出席。苫小牧市にそびえる「樽前山」に由来する名前で、先代オーナーがとっても力を入れていた馬だった。
 一昨年11月亡くなった矢部幸一オーナーが、天上から喜んでいたことと思う。
 夕方の便で千歳から女満別空港に向かい、18時から網走市新党大地鈴木宗男後援会新年交礼会に出席する。
 心配された天気も晴れて、心ある皆さんに足を運んで戴き、心から感謝した次第である。