27日、アウシュビッツ強制収容所から解放され70年となり、新聞各紙は取り上げている。
 ナチスヒトラーの指示で反ユダヤ主義のもとホロコースト(大量虐殺)が行われたことは筆舌に尽くし難い。
 人としてよくぞできるものだと…それも600万人が犠牲になったと言われる大虐殺である。戦争という、あってはならない中で狂気の出来事である。
 強制収容所体験で多くの書物があるが、私はヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」と言う本を何回も読んだ。
 平成23年、堀の中に居る時、閉ざされた中でどうやって生きて行くかを考えた時、この本の差し入れを家内にお願いし熟読した。
 明日どうなるかと言う心理状況の中で人がどういう反応をし、ナチスの親衛隊とどう向き合って行くかフランクルは自分の経験や見たことを見事に書いている。
 私は自分に言い聞かせたものだ。「アウシュビッツに比べたらここは天国だ。命は取られない。静かに淡々と時を待とう。外に出たらここでの経験を活いかし世に問う。負けてたまるか。今に見ていろ」と。
 この「夜と霧」のお蔭で随分と気持ちが楽になったことを想い出す。
 強制収容所での例でもう一冊、私が参考にした本がある。佐藤優さんが差し入れてくれた「イワン・デニーソヴィチの一日」というもので、ノーベル文学賞をもらったソルジェニーツインが書いたものである。スターリン時代の自らの経験を描いている。
 マイナス45度以上になると仕事はなくなる。朝の温度計を見る者、食事の際の心理状態、兵士との向き合い方等々、これまた「シベリアの収容所に比べたらここは天国だ。何も心配ない。じっとルールを守り、時を待とう」と思ったものである。
 極限の経験をし、生き延びられた人達に私は心からの敬意を表したい。私は極限まではいかないが、何万分の一かの経験はさせてもらった。この経験を政治の世界で「立場の弱い人、恵まれない人」の為に頑張る決意である。
 今年は戦後70年。先の大戦にまつわる色々な行事があると思うが、平和の重みを一人一人が考える一年にしたいものである。

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明日の大地塾のご案内です。
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当日でも参加受け付けますので是非お越しください!!


講師に大宅壮一賞作家の佐藤優さんをお招きし、鈴木宗男代表と共に、最新の時局等についてご講演いただき、勉強をして参ります。
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テーマ:
「イスラム国をめぐる問題、ベルギーブリュッセルにおける岸田外相発言」ほか
(※直近のニュースについてや、外交等詳しく解説します。開催1週間前くらいでテーマはお知らせさせていただきます。)

日時: 2015年01月29日(木)16:00~17:30
※受付開始は15:30~お席はすべて自由席です。尚、セキュリティーチェックがありますのでお早めにお越し下さい。
場所: 衆議院第1議員会館  1階 多目的ホール
講師:
・作家で元外務省主任分析官の佐藤優さん
・新党大地 代表 鈴木宗男

参加費:無料

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③注意事項
・お席はすべて自由席です。
・受付時にお名刺をご提出いただければスムーズです。もちろんなくても大丈夫です。
・受付開始前の15:30より前に会場に入るこはできません。(そのほかの議員会館内施設含む)
・参加費は無料です。
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